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[ 2010-09 -30 21:21 ]
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気づけばひと月も更新しておりませんでした。大変失礼致しました。さて、大小様々な映画祭に足を運ぶ私ですが、そんな私が国内で最も信頼できる映画祭として一目置いている『東京フィルメックス』の今年の上映作品が決まりましたのでご報告。
特に注目なのは台湾、張作驥(チャン・ツォーチ)監督の「愛が訪れる時」。私が台湾長期留学中、ちょうど台北市西門町のアート系の映画館でロングランしていたのがチャン・ツォーチ監督の「忠仔(チュンと家族)」でした。悲惨な家庭環境の中、たくましく生きる主人公の若者を、ドキュメンタリー的手法の“動”の演出と、陰惨でいながら重厚な“静”の物語で描いた作品に、エドワード・ヤン監督、侯孝賢監督の次の世代として新作を楽しみにしていた監督です。作品を重ねるごとに、はやりの舞台設定や現代風の映画演出へと味付けは変わったもの登場人物のどこか荒々しい関係性や、ざらついた役者、演者という素材などは「最愛の夏」、「美麗時光」にも受け継がれて、リアルな台湾を見るようで心地良かった気がします。
今回の作品は果たしてどのように仕上がっているのか…、まずはかつて生々し感じた台湾の荒々しい感触を思い出すために観に行きたいと思います。
ちなみに以下、他のコンペティション作品です。
『ハンター』(イラン、ドイツ) 監督:ラフィ・ピッツ
『夏のない年』(マレーシア) 監督:タン・チュイ・ムイ
『密告者』(香港) 監督:ダンテ・ラム
『独身男』(中国) 監督:ハオ・ジエ
『トーマス、マオ』(中国) 監督:チュウ・ウェン
『ビーデビルド』(仮題)(韓国) 監督:チャン・チョルス
『ふゆの獣』(日本) 監督:内田伸輝
『Peace』(日本、アメリカ) 監督:想田和弘
『アンチ・ガス・スキン』(韓国) 監督:キム・ゴク、キム・ソン

特に注目なのは台湾、張作驥(チャン・ツォーチ)監督の「愛が訪れる時」。私が台湾長期留学中、ちょうど台北市西門町のアート系の映画館でロングランしていたのがチャン・ツォーチ監督の「忠仔(チュンと家族)」でした。悲惨な家庭環境の中、たくましく生きる主人公の若者を、ドキュメンタリー的手法の“動”の演出と、陰惨でいながら重厚な“静”の物語で描いた作品に、エドワード・ヤン監督、侯孝賢監督の次の世代として新作を楽しみにしていた監督です。作品を重ねるごとに、はやりの舞台設定や現代風の映画演出へと味付けは変わったもの登場人物のどこか荒々しい関係性や、ざらついた役者、演者という素材などは「最愛の夏」、「美麗時光」にも受け継がれて、リアルな台湾を見るようで心地良かった気がします。
今回の作品は果たしてどのように仕上がっているのか…、まずはかつて生々し感じた台湾の荒々しい感触を思い出すために観に行きたいと思います。
ちなみに以下、他のコンペティション作品です。
『ハンター』(イラン、ドイツ) 監督:ラフィ・ピッツ
『夏のない年』(マレーシア) 監督:タン・チュイ・ムイ
『密告者』(香港) 監督:ダンテ・ラム
『独身男』(中国) 監督:ハオ・ジエ
『トーマス、マオ』(中国) 監督:チュウ・ウェン
『ビーデビルド』(仮題)(韓国) 監督:チャン・チョルス
『ふゆの獣』(日本) 監督:内田伸輝
『Peace』(日本、アメリカ) 監督:想田和弘
『アンチ・ガス・スキン』(韓国) 監督:キム・ゴク、キム・ソン

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by imao001
| 2010-09-30 21:21
| レビュー
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