映像制作/USTREAM・IP配信会社のジーマ代表が、徒然なるままに書き綴る とりとめもない出来事、映像、映画業界のお話 http://ji-ma.tv/ http://ji-ma.jp/


by imao001

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この映画「風が強く吹いている」三浦しをん原作の小説を映画化した作品です。漫画化、舞台化などもされ、様々な形で世に出ているようですが、個人的な感想を言えばおそらく小説が一番良いのではないかなと思います(舞台は見てないのですが…)。個人的には三浦しをんさんの作品は「まほろ駅前多田便利軒」が好きなのですが、「風が強く吹いている」も楽しんで読める作品でした。

映画の方はというと脚本家出身の大森寿美男さんがメガホンを取り(この作品が初監督作です)、主演のハイジ役に小出恵介、カケル役に林遣都、その他、斉藤慶太・祥太兄弟や中村優一、ダンテ・カーヴァー、水沢エレナなども出ていてなかなか面白いキャスティング、かつコストパフォーマンスが高そうな布陣です。他のスタッフ構成で特筆すべき方はいないものの(音楽:千住明)、映画を観るとわかるのですが、結構大掛かりな作品になってますので、スタッフのご苦労も相当だったと思います。キャスト、スタッフ一丸となって取り組んだような空気が映画を構成していてその力強さは作品に良い影響を与えています。物語は、箱根駅伝出場を目指す大学駅伝チームを舞台に、寄せ集めのチームが様々な困難を乗り越えて、奇跡の箱根駅伝出場、そして好成績をたたき出すという王道ストーリーです。映画にしようとすると非常に大掛かりになり、ヘタをすると粗ばかりが目立つ映画になりかねないストーリーですが、細かい点では粗はあるものの、決して手が抜かれていない良い作品です。特にラストの箱根のシーンは正直、本当に役者の方々が箱根駅伝を走っているのか?と見紛うばかりの迫力。実際の箱根駅伝も撮影はしたようですが、役者がらみの個々のシーンは、俳優陣、スタッフ陣、エキストラの方々一体となって撮影されたようで、クライマックスを見るだけでも充分に感動できそうです。また出演している俳優たちの走る姿がとても美しい!特に林遣都さんのフォームの見事さ、大きなストライドはまさにマラソンランナーそのものです。個人的にはあまり体育会系の王道映画は好きではないのですが、初監督にしてはなかなか小気味良い展開でしたし、盛り上げの強弱も良いリズムで流れていて、ちょっとスポコンものというか、スポーツものも毛嫌いせず見ないとイカンなぁと感じさせてくれた作品です。ちょっと落ち込んで元気が欲しい時なんかに見ると、とっても勇気づけられる映画です

※制作のはじめの頃からつけられているブログはなかなかの内容で、キャストのファンやエキストラなどで参加されている方々にも情報がうまく伝わって、非常に良いプロモーションになっていたのではないかと思います。仮にお金はなくても、少しの創意工夫と努力で、ファンを引きつける作品ができる良い例かなと思います。

※強風の3月20日に書いてみました。

「風が強く吹いている」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by imao001 | 2010-03-20 22:16

オリンピック

オリンピックが行われる度、その放送技術の進歩に関しては良く言われることですが、実際、様々な競技をより多彩な映像で映し出そうとする努力は、今回のオリンピックを見ても確かに驚きのレベルです。スピードスケートのレール撮影やクレーン技術、アルペン滑降の望遠などを見ていても素晴らしい放送技術です。

そんな中、今回私が一番驚いているのは民放各局が解説したサイト「gorin.jp」の配信技術です。プラットフォームは海外ではオバマ大統領の演説などの配信もされているブライトコーブさんの技術なのですが、この映像がまた綺麗!!!! うちでも業務ではSorenson Squeeze 6のOn2 VP6 Proなど、そのコーデックの優秀さを買って使ってますが、「gorin.jp」の映像ってちょっと追いつけない綺麗さです。おそらくはストリームの部分での違いなんでしょうけど、ここまで綺麗だと正直テレビの存在価値って…っても思ってしまいますねぇ。

映像技術、そして配信技術はどこまで進化を続けるのでしょうか。

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by imao001 | 2010-02-17 09:49
ポッドキャストやウェブ用動画、携帯用の映像制作が多い弊社でも、テレビの番組制作の際は当然HDワークフローでの制作。しかし便利だとはいえ意外にネックなのはHDVエンコードの際の圧縮ノイズ。FCSなりAdobe PremiereなりでHDV完パケを作成、HDCAMにアップコンしてMA後納品、というローコストHD制作では画質がちょっと残念な結果になることもたまにあります(特にスーパーをガンガン入れたりグラフィックスを加えたりした場合は特に、ですが)。さすがにちょっと考えないとなぁ、と最近思っていたので、一念発起、Prores422編集、フルHD書き出しのワークフローを社内でもテストケースとして始めようと考えました。

撮影はCanon 5D markⅡを導入してフィルムライクに制作をし、Prores422編集、KONA3あたりのBOBで書き出せばコストダウン図れそう!などとほくそ笑み、H.264の制作はどのタイミングで変換すればいいのかな?と思いを巡らせていたところ、Final Cut Studio FESでAJA KiPROの展示をしていたので色々話を聞いてみました。KiPROなら5D markⅡのHDMI出力をそのままKiPROでProres422収録、編集でも楽に対応できると思ったからです。ところが、リーンフェイズのご担当の方にはほんと丁寧に対応してもらったのですが結果は導入はまだもう少し先かな…、といった感じ。というのもAJA KiPROと5D markⅡの併用でのProres422、HDCAM書き出しというアイデアは悪くなかったと思うのですが、5D markⅡのHDMI出力は実は480p、おまけにレックマークなどのデータコードも入ってしまうとのこと。う~む、したらばやっぱり変換するしかないか…、となり、取り急ぎは5D markⅡのみの導入を決意しました。地デジ対応のHDテレビは確実に普及が進んでいるので、早々にも完全HD対応が望ましいのですが、このご時世、そう簡単に機材にドンッとお金かけられませんからねぇ。しばらくは厳しいかなぁ。

キヤノン初の動画対応デジタル一眼「EOS 5D Mark II」発表(もう1年以上も前のことですが…)

おまけにキャノンはこんないかしたサービスも!

AJA Video Systemsプロダクトチームが語るKi Proのツボ

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by imao001 | 2009-12-19 10:39

映評:MW -ムウ-

公開直後に劇場に行ったら満席だったため、後回しにして書きそびれていたものをひとつ。岩本仁志監督の最新作、「MW -ムウ-」です。先日改めて劇場へ足を運ぶと混雑状況は6割ほど、これから夏休みでこの混雑状況もしばらく続きそうなので見に行くタイミングとしては良かった。

映画の内容はというと、

ある島で島民ほとんど全員が殺害されるという事件が発生する。しかしその事実は表には出ることがなく、闇へ葬り去られた。ところが、その事件に巻き込まれるも、生きながらえた2人の少年が、16年の年月が経った現在、ひとりは復讐を誓い、ひとりは苦悩し、巻き込まれながらも、壮大な破滅への計画を進めていく…

私自身は内容を深く知らずに見に行った。手塚治虫原作、と言う部分にも思い入れもなく、『ボーン』シリーズのような社会問題などを含んだサスペンスアクションだと思っていた。ところが、話には聞いていたもののここまでアクション映画しているとは思わず、どちらかというと人間ドラマに重点が置かれていると思っていたので正直面食らった。とにかくアクションと言う意味では冒頭から15分間くらいは押しに押しまくられて、映像のほうでもいたるところで丁寧な表現がされており、ムウという独自の世界観は見事に構築されていたように思う。2時間以上ある上映時間もとても短く感じたし、映画のテンポ、リズムも心地よいスピード感だった。ただカーアクションや、『逃亡者』のような追いつ追われつのサスペンス感は充分に伝わってきたものの、おそらく日本人が絡み、日本人が演じる大規模なこの映画設定に、国民性としてやはりリアリティを感じることが難しいのかなぁとも思った。まあ、我々日本人は生命の危険もなければ、銃社会も他人事、兵役もないし、平和な世の中を50年以上も過ごしてきているわけだからそれは致し方ないかとは思うが。ただ、ダークヒーローとしての玉木宏はピッタリはまっていて、キャスティングや役者の芝居のクオリティなどに関しては(アクション映画ということを差し引いても)この映画は言うことない。いや真剣に、玉木宏にはもっともっと悪役をやってもらって、世界に名だたるヒール俳優となって欲しいくらいだと思った。

山田孝之 「玉木さん、かっこいい」連発

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by imao001 | 2009-07-20 13:32
多くの人は今日で連休最終日ではないでしょうか?このブログをご覧の皆様も旅行など楽しまれたでしょうか。私の周りも結構出掛けられていたようで、楽しげな写メを送ってくる嫌味な友人もいましたよ(笑)。私はといいますと新しく始めたデジタイズの仕事とプライベートが半々の様なゴールデンウィークでした(ジーマのデジタイズ事業部は土日、祝日でも営業中!)。ま、そんな中でも時間を見つけて映画三昧でもありましたのでまたレポートを後日お届けします。

結局、全く東京から出なかったのですが、ちょっと寂しいので連休気分を味わうため、たまに行く料理屋で“なんちゃって”沖縄気分を味わってきました。お店は新宿のサンパーク近くある沖縄料理屋なんですが、新宿でも老舗の沖縄料理屋です。沖縄気分を味わうには手っ取り早くチャンプルーかソーキそばを食べるのが普通なのですが、今日は麩チャンプルー定食を食べました。いつも変わらぬ味に大満足でした。

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※調べましたら店名は『沖縄食堂 やんばる』さんでした。
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by imao001 | 2009-05-06 19:05
ジーマはWebコンテンツに強みがあるだけでなく、個々のディレクターが撮影が出来たり、モーショングラフィックスが出来たり、果ては3DCGが出来たりと、ある意味 両刀使いのスタッフが多いのでコストパフォーマンスが高いということを積極的に売りにしてました。また機材にも強いということで、これまで、テレビの番組制作会社からの依頼で、ノンリニア編集のためHDCAM(ハイビジョン)のテープをデータ化する いわゆる“デジタイズ”という作業を請け負っていました。そこで本日からこの“デジタイズ”というお仕事を、新たに事業化し社内に「デジタイズ事業部」を新設することになりました。

地上波デジタル放送の開始に向けて、今、テレビの番組制作会社は制作体系をこれまでのアナログ(SD)からハイビジョン(HD)へと対応させ始めています。しかしこの不況の中そうそう設備投資も出来ず、現状ではハイビジョン放送に対応できるだけのオフライン編集設備が伴っていない会社も多いと聞きます。そこでジーマではハイビジョンのノンリニア編集に不可欠な“デジタイズ”を制作会社に代わり代行して、また同時にハイビジョン編集のコンサル的なサポートもしていこう!ということで、新たに「デジタイズ事業部」を新設しました。

これまでジーマのデジタイズ業務をご利用いただいていた方々だけでなく、是非色んなお客様と出会い、制作のお手伝いを出来たらと思っております。まだまだこれからといった感じの会社ではございますが、今後ともよろしくお願い致します。

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いつも電磁波受けてます(笑)

弊社新設部署のウェブサイト「ジーマ デジタイズ事業部」です

弊社リリース@バリュープレス

最近では地デジより“地デジカ”の方が気になります
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by imao001 | 2009-05-01 18:42
なぜか一時期、見る映画見る映画ことごとくPRにこの映画の予告編がかかっていたので無意識に劇場へと足が向かった。故ダイアナ妃の祖先、デボンシャー公爵夫人の一生を描いたストーリーで、ほぼ実話。ストーリー的にもダイアナ妃のスキャンダラス的な部分がデボンシャー公爵夫人に重なるところもあり、PRとしても“スキャンダラスな貴族夫人の波乱の人生”といった売り方の方が効果があると思われたようだ。実際 予告編ではダイアナ妃のスキャンダラスな人生に重ね合わせるかのようにダイアナ妃のイメージがコラージュされ、確かにその印象もあって見に行ったような感じでもある。

内容はというと舞台は18世紀のイギリス。キーラ・ナイトレイ演じるジョージアナは、裕福な貴族のデヴォンシャー公爵に嫁ぐことになったが、結婚後の公爵はジョージアナを愛することなく、ただ後継者を生むことだけを望んだ。優雅な生活の中、ジョージアナは自身に与えられた使命のようにデヴォンシャー公爵の男子後継者が授かるよう努力する。しかし彼女は娘にしか恵まれず二人の関係は疎遠になってゆく… といった感じのストーリー。

実際そう期待してなかったのだが、予想以上に楽しめたというのが実感。昔はいつの時代であろうが外国の歴史ものは大抵肌に合わず毛嫌いしていたものだったが、どうやらそういったアレルギーも今は大して拒否反応を起こさなくなっているようだ。どうやらキーラ・ナイトレイがなかなかの熱演で、奔放かつ情熱あふれる公爵夫人を魅力豊かなキャラクターにしていたことが自分的にはすんなり受け入れられたのかも。またレイフ・ファインズ演じる冷静なデヴォンシャー公爵も彼女とは対照的な感じに仕上がっており、最終的には物語に最適なキャラクター像二人をナイトレイ、レイフ・ファインズ二人にキャスティングしたことが成功だったように思える。

あとアカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞したことからも伺えるようにその衣装は煌びやかなのだが、私も含めそこに興味がない人々にとってはどうでもいいことかも… こういう作品は史実を忠実に表現することがある一定のレベルまでは要求されると思うのだが、この映画に出てくる衣装は豪華だったり、シンプルだったりそれぞれの美術が抵抗感なく受け入れられた。ま、実際当時の様子を生で窺うことは出来ないし“歴史的な資料を基に美術、衣装を忠実に再現!”などといったところで、それが本当にどれくらい正しいかなんてわかりゃしないのだから、個人的にはその創作のさじ加減を上手く現代風に融和させればいいと思っている。そういったところからはちょっと違うのかもしれないけれど、古城や豪華な衣装を見に行くだけでも楽しめる。

この映画を見てフェミニスティックな視点で『女性の自由を勝ち取る姿に感動』とか『自由な生き方が多くの女性に勇気を与える』というような見方も出来るかと思うのですが、これは純粋にストーリーテリングと演技で魅了された方が良いと思います。

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「ある公爵夫人の生涯」オフィシャルサイト

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by imao001 | 2009-04-23 10:03
Appleと親和性の高いポータルのExiteですが、なんと今、ExiteのTOPページへ行くとiPod touchがサイトをぶっ壊してます!

こういう遊び心があるからAppleとかExiteっていいんだよなぁなどと思ってしまいます。

あれっ!?

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よくみると…

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3月30日現在でどうやら終了してしまったようです…ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
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by imao001 | 2009-03-28 00:05
私個人はものづくりにペンタブを使ったりするほどマウス嫌いではないし、あのMighty Mouseですら映像編集の際に使っていてもストレスを感じないくらい通常のPC環境で制作ができる。しかしながら身近なクリエイターや、部下がペンタブを使って『これがなかったら制作できない!』とまで言うのを聞くに付け、最近ではペンタブへの興味は膨らんでいました。そんな折ワコムから新しいペンタブ「Intuos4」が発売されるという情報。レビューを見るに前回の「Intuos3」や、やや投げ売り状態になっていた「Banboo」よりも使い勝手もよさそうだし、これはちょっと使ってみたいな~って一品です。

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「本物の紙とペンのようだ」──世界がうなるペンタブレット「Intuos4」
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by imao001 | 2009-03-27 08:32

映評:ざわざわ下北沢

東京・世田谷区の下北沢を舞台に、そこに生きる人々の日常を変わらぬ市川監督特有の暖かな目線でつづられたドラマ「ざわざわ下北沢」。下北沢のまさにごった煮的な雰囲気をそのままに、人々の暮らしや恋愛模様、様々なエピソードが、寓話のような物語と同居し、その街同様ざわざわ感を伴ってスクリーンに映し出される。

そもそもこの「ざわざわ下北沢」は、下北沢にある映画館「シネマ下北沢」の創立者らが映画化を企画し、下北沢を愛する市川監督をはじめとして、下北沢に思い入れのある俳優やタレント、スタッフが集結して出来た作品である。それゆえ作品には下北沢に対する愛情がいたるところに満ちあふれ、なにやら胎動めいた独特の感覚で下北沢で生きる人びとが活き活きと描かれている。豪華俳優のカメオ出演などもあいまって極彩色の群像劇として出来上がっている。

個人的には初めて東京に住み始めたのは下北沢近くの世田谷代田。演劇の勉強の為はるばる東京に出て来たからには、下北沢はもちろん生活圏内に入れていた。当時、遊びや買い物は専ら下北沢で済ませ、意味もなく下北沢をぶらぶらすることも多かった自分にとってはこの映画はノスタルジックにも感じるけれども、同時に今の下北沢を描いていてうれしかった。
先日、都の計画で下北沢を分断するかのように環状道路が走ると聞いて、それはもうひどく落胆したが(さすが役人、体温がまったく感じられない仕事っぷりです…)、計画が白紙に戻ることはもうないそうだ。
この映画のように下北沢という街に勇気づけられ、感動してきた人は数多くいると思う。市川監督が亡くなってしまった寂しさと同時に、下北沢という街が変わってしまう寂しさも同時に感じることになった映画だった。

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なんかフォークシンガー 加川良さんの『精一杯』が聞こえてくるような映画です。

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残念ながら閉館しました…
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by imao001 | 2008-11-21 21:53