映像制作/USTREAM・IP配信会社のジーマ代表が、徒然なるままに書き綴る とりとめもない出来事、映像、映画業界のお話 http://ji-ma.tv/ http://ji-ma.jp/


by imao001

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先日、とある専修学校「新しい放送、 地デジ後のメディアとコンテンツ」という興味深いテーマで公開講座をやっていたので激務のさなかではありましたが足を運んできました。

個人的には確かに地デジ、ワンセグから先の、10年先のテレビメディアってどこへ向かっていくんだろう…という思いも常々ありましたので、パネリストもなかなか面白そうだったし、ビジネスのネタになるかな~、といってみました。感想から言うとちょっと物足りなかった。常日頃(マスメディアの中にはいるものの)現在のマスメディアのあり方に疑問を感じてきた自分としては、マスで無くなりつつあるテレビや新聞、雑誌というメディアが、どう未来を切り開いていくかに関心を持っています。そして現在のいわゆるマスメディアの方々には、未来のメディアを切り開いていこうという自分のような果敢な人間(向こう見ず?)や、小規模でもメディアを面白くしていこうという同じ志を持った企業人たちに、ある意味良い触媒だったり、知恵袋になって欲しいと思っているのですが、ちょっとパネラーのマスのメディア人は旧来型の思考から抜け出せていない。若いパネラーの方などはいいのですが、いわゆるマスメディアの方の話を聞けば、そのビジョンの無さはテレビ技術を先頭で舵切る人物だったり、MITのメディアラボで長らく過ごした大新聞社社員とは到底思えない…

別段今後のメディアの道筋を求めているわけではないし、何かしらの答えを求めていたわけではなかったのだけれども、講座に伺ってみて得た確かな答えは『やはりマスメディアの内部から未来のメディアを牽引する力はもう残っていないのだな…』という諦めに似たモヤモヤ感だけでした。いまのマスメディアを牛耳っているのはそれこそ○○さんとか、××さん(お好きな方を当てはめて下さい)とかな訳ですから、自浄作用はもはや期待できず、未来のメディアを作り上げる気概も無く、彼らにはそれぞれの企業の凋落を沈み行く太陽のように眺めるしか道はないのでしょうか。どうも釈然としない公開講座でした。

※ちょっとモヤモヤ感がたまりすぎてこんなところに吐き出してしまいました…読んでいただいた方で、何かしら感じた方、これからのメディアの未来についてご意見だったり、お叱りだったり何でもいいのでコメント、トラバお待ちしております。う~ん、人選間違っていたのかなぁ… なんだろう、このモヤモヤ…

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by imao001 | 2009-09-27 21:21 | お仕事:映像制作
あまりに政治ネタが続いたので本来の目的でもあった映画評論の方も記録を残しておきます。映画を見ていなかった訳ではなく、映評をブログに書き残そう、と思わせる映画がなかったことが第一の要因かと思います。まぁ、それ以上に政局に関心がいっていたこともあるのですが…

さて今回ご紹介する映画は「BALLAD 名もなき恋のうた」です。実はこの映画、原作がありまして、その原作というのが多くの方が『え?』と思ってしまう映画なのです。それは… アニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」なんです。この「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ~」は公開当初からその内容が評価され話題を呼んでいましたが、一方で話が子供が喜ぶようなハッピーエンドではないため賛否両論ありました。しかし大人には結構な評価があり、今回このようにスピンアウト、というか実写リメイクとなったそうです。ちなみに余談ですがアニメ版ではリンクにもある小林愛さんが廉姫の声をやってました。(それにしてもアニメ映画のほうは声優さん、ホント錚々たるメンバーです)

物語はいわゆるタイムスリップ物で少年がふとしたことから戦国時代へとタイムスリップしてしまい、その時代の人々を救う、というたった数行で解説出来てしまう映画です。じゃあなぜ映評まで書くんだ、などといわれると困ってしまうのですが、物語の進行、おどろかせどころや泣かせどころはなかなかに巧みに展開されていくのです。監督の山崎さんはCG畑から実写もの、物語ものに入ってきたこともあってCGを効果的に使って演出します。「ALWAYS」や「K-20 怪人二十面相・伝(監督ではありませんが)」など物語とVFXとの見事なまでの融合はなかなかです。今回もエンドロールに『監督・脚本・VFX 山崎貴(だったと思います)』と出ているので、そのVFXを物語に組み込む手腕はご本人も自信を持っていらっしゃるのだろうと思いますし、確かに客観的に見ても非常に巧みです。草なぎさん、新垣さんだけでなく周囲のキャスト陣もそつがない芝居をされていて(褒め言葉です)、しっくり感情移入できるエンターテインメントあふれる映画でした。ただ、残念なことはオープニングの勢いのよさがクライマックス手前の戦闘シーンでは一切発揮されていない、ということ。おそらくは長回しが好きで、CGを盛り込むには制作的にもやりやすいんだと思いますが、ちょっといただけない… さすがに戦闘シーンはもう少し考えて欲しかったという感じです。カット増やすとか、マルチカメラにするとか、しんどいのは想像できるのですが戦闘シーンにも細やかにCG使うとか、美術予算増やすとか… いや、物語はいいんですよ、ほんとに。物語が(荒いですが)こなれているだけにその落差が… といった感じです。でもそういう細かい指摘を大目に見ても満足できる映画ですのでお時間のある方は是非!

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by imao001 | 2009-09-19 18:01 | レビュー

民主党政権 船出の日

いよいよ民主党政権の発進です。鳩山代表による内閣人事は目論見どおりというか、まさに歴史の変わり目というか「脱官僚政権」を象徴的に表す人事になっていたと思います。オールスターキャストとも言われていますが、正直まだまだ国会では青二才の民主党ゆえ、船出としては政策に精通した人事を行っていただかないと「これからの日本が立ち行かなくなってしまう」という国民の思いを上手く掬い取ったかのような人事かと思います。政権政党が変わること自体が大きなサプライズなので下手な小細工はいりません、鳩山首相、および選ばれた閣僚の方々、そして民主党の国会議員、与党の方々には国民の信を受けたものとして自身を持って日本の舵取りを行っていただきたいものです。

鳩山首相、官僚依存の脱却強調c0162328_936326.jpg
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by imao001 | 2009-09-16 23:59 | 政治

広がる「嫌・自民」

選挙前、保守的な(というか極めて自民寄りな)スタンスで報道を続けていた産経グループが、先日面白い世論調査の結果を発表したので引用します。ちょっと前の世論調査ではありますがご覧下さい。

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産経新聞・FNN合同世論調査 広がる「嫌・自民」  9月8日配信

 産経新聞社とFNNの合同世論調査で、衆院選の自民党大敗の原因を探ったところ、麻生太郎首相への批判とともに、自民党そのものへの批判が有権者に広がっていたことが分かった。党の体質改善を求める有権者の声に、どのように応えるかが今後の自民党再生のカギとなりそうだ。
 自民党の敗因を聞いたところ「麻生首相の判断や言動」(29・5%)がトップだったが、ほかにも「自民党の実績への評価」(28・9%)、「麻生首相以前の首相の判断や言動」(19・6%)、「個々の候補者の政治姿勢」(10・3%)などが挙げられた。マニフェスト(政権公約)が注目を集めた衆院選だったが、「自民党の政権公約の内容」を敗因としたのはわずか6・4%だった。
 自民党批判の傾向は来夏の参院選対応を尋ねた設問にも出ており、59・1%が「民主党など新しい与党に勝たせたい」と回答。「自民党などに勝たせたい」とした人は33・0%だった。特に支持政党を持たない、いわゆる無党派層では5割が「民主」、3割が「自民」と回答した。無党派層をいかにして取り込むかが参院選勝利へのポイントになりそうだ。

(中略)

 自民党に対する処方箋としては85・1%が「世代交代」が必要と答えた。今後、党の体質改善に向け、大胆な世代交代を求める声が強まる可能性がある。(峯匡孝)

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全くの一市民が厳しいことを言うようですが、自民党は本当に解党的出直しを図らないことには、もうすでに信用を取り戻せない時期に来ています。今回の選挙は自民党がこれまで行ってきた国の施策や行動に最後通告を突きつけた、といっても過言はないのですが、

このようなニュースや、

このようなニュースを見てみると、

自民党の上の人たちはいつまでたっても変われないんだろうなぁと言うのが素朴な感想です。河野太郎さんが自民党総裁選で中堅・若手が立候補できるようにするため、これまでの候補条件である20人の国会議員の推薦を、10人に減らすべきだと自民党両院総会で提案したもののあっさり却下、その総会で次の首相指名選挙で若林正俊さんを担ぐことを決めるあたりもう“自民党はそのまま朽ちていく方が良い”と思っちゃいますなぁ。ちなみに自民党衆議院議員のうち20代は小泉進次郎さんひとり、30代は4人だそうです。一方民主党は20代が3人、30代は72人でした。下の世代別衆議院議員数を単純に比較しても、自民党の若返りは必要かと思いますが…(今回の民主の若手の圧勝劇を控えめに見てもですね、やっぱり自民は3、40代が少なすぎます。ちなみに下記表は私が地道にカウントしただけなので間違ってたらごめんなさい)

世代別議員数(2009年9月11日現在、衆議院議員のみ)

     自民党      民主党

20代    1人       3人
30代    4人      72人
40代   23人      90人
50代   45人      70人
60代   38人      63人
70代    8人      10人

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by imao001 | 2009-09-11 11:44 | 政治
民主党政権の誕生も秒読み段階に入っています。盛り上がりや新政権への期待と同時にこの政権を監視、評価していく私たち有権者が忘れていけないのは、選挙時に掲げていたマニフェストが実行されていくかどうかということもあると思います。気が早いかもしれませんが、その実行力いかんによっては、来る次の参院選の指標にもしていかなければいけないと思いますので。

そこで個人的に非常に関心を持っていた民主党の公約“高速道路無料化”について、過去に私自身も取材もしたことがあるシンクタンクの山崎養世さんビデオニュースでなかなか興味深いことをお話されているのでこちらも引用します。(財源や渋滞、CO2排出などの話もしてますがこちらはビデオニュース本編の方をご覧下さい)

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(ビデオニュースのメールより)

 高速道路無料化は、2003年の総選挙から民主党が主張している主要政策だが、依然として財源や渋滞を招くのではないかという懸念、CO2発生の増加による地球環境への影響などを理由に、無料化に反対する声が根強い。しかし、山崎氏はこうした批判をいずれも、的外れだと一蹴する。

(中略)

高速道路の無料化論は単なる利益や便益の向上を目的としたものではなく、これまでの外需中心の工業化社会から、地域振興、農林水産業の発展、観光、教育の充実など、内需主導のポスト工業化社会へ移行することを前提としているし、それを意図している。現在の体制を前提とした批判は、それ自体に意味が無いというのが、山崎氏の基本的な考え方だ。

 日本がこれから豊かな先進国になっていくためには、工業化の象徴とも言うべき東京一極集中を解消し、人を分散させ、時間と空間にゆとりを持たせることが不可欠であり、そのようなグランドデザインを実現するために高速道路の無料化があると山崎氏はいうのだ。

 山崎氏は、高速道路の無料化を実現する上での最大のハードルは、われわれ国民が無意識の間に受け入れてしまっている誤った「常識」と「想像力の欠如」だとの見方を示す。そもそも高速道路がタダになることは、本来であれば誰にとっても喜ばしいことであるはずだ。にもかかわらず、多くの国民がそれに懸念を表し、反対までするのは、無料化で既得権益を失う道路官僚や道路政治家たちが、それがあたかも悪いことであるかのようなネガティブキャンペーンを張り、マスコミもそれを垂れ流ししてきたことにも一因はある。しかし、多くの国民が自分の頭で考えることをせずに、それを受け入れてしまっていることで、われわれ一人ひとりの中に「そんなことできるはずがない」とか「そんなうまい話があるはずがない」といった「常識の壁」ができてしまっている。それこそが、高速道路無料化の最大のハードルだと山崎氏は言う。

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財源や渋滞、環境論などで高速道路の無料化を論じてきた大手マスコミの視点よりも未来を見据えた視点で高速道路の無料化を語っています。民主党自身がこのような考え方も併せ持っているかは不明ですが、是非、木を見て森を見ない“高速道路無料化”だけは避けて欲しいものです。
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by imao001 | 2009-09-09 23:37 | 政治

自民王国 福井に思う

第45回衆議院議員選挙はマスコミ各社が報道していた数字を大きく裏切ることなく、民主党の圧勝で幕を閉じました。おそらく鬱積していた人々の不満がマグマのようにたまりたまって噴火した、というたとえが一番妥当かもしれないですね。そういった意味では多くの民主党の候補が(真の意味で)信任されたというのではなく、“政権交代”という変化への信任という風に個人的には思います。ま、そんな中でも、気になることがいくつか見受けられましたのでちょっとご紹介。

ひとつは福井県。小選挙区すべてが自民党候補の当選です。1区は小泉チルドレン、2区、3区は地元に根付いて地道にやってきた候補たちです。それほど選挙に強いということも聞かない面々ですが、大きな逆風の中、全員当選。個々の選挙区事情もあるにはあるでしょうが、おそらくは忍耐強く堅実な県民気質が政権交代という風をものともしなかったのではないかと思います。鳩山氏のFTA締結発言で農業従事者の多い福井県では勢いがそがれたとも思えるし、様々な要素が絡んでのこの結果でしょう。自分の父母を見ていて思うのですが(両親は生粋の自民党員、自民党会派で市会議員もやっていました)、盲目的に自民党を信じるあのかたくなさは果たしてどこから来るのでしょうか。批判を冷静に考えてみたり、受け入れるということは全く持ってしない。断固信念を貫く感じがいつも『あぁ、雪国だなぁ』と感じさせます。

もうひとつは投票率です。よく、投票率が上がると民主党や野党のほうが有利だ、などと聞くことも多いですが、実際はそうとも限りません。野党にシンパシーを覚えることが多い無党派が選挙に行くと、割合的に野党、新興勢力が保守勢力より多く得票するのでそういう解釈をするひとも多いのですが、例えば島根県、石川県、山形県、福井県、鳥取県、これらの毎回投票率上位にはいってくる県の結果が今回どうなっているか見てみるとおしろいです。選挙区の当選者は自民が圧倒的です。自民候補が負けていてもその惜敗率を見るとかなりきわどい接戦を演じています。ですので投票率が野党側に有利というのも断言しづらいでしょう。

ま、それはさておき、今回の選挙で民主党は政権政党となりました。市民の声がしっかり国政に届き、実行力ある政党へと変わって欲しいと思います。

福井3小選挙区、自民が独占
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by imao001 | 2009-09-03 04:40 | 政治