映像制作/USTREAM・IP配信会社のジーマ代表が、徒然なるままに書き綴る とりとめもない出来事、映像、映画業界のお話 http://ji-ma.tv/ http://ji-ma.jp/


by imao001

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国政では解散?解散!とかまびすしいですが、まもなく訪れる東京都議会議員選挙(7月3日告示、22日投開票)、いわゆる都議選の方ではちょっと面白い動きがふたつ。

ひとつは民主党が都民向けの政策立案、募集サイト「東京ライフ」を新設。内容は民主党所属の国会議員、東京都下の区議会議員らが参加するSNS “東京ライフ 電子フォーラム” や、Wikiをアレンジした風の生活情報ページ “東京ぺディア”などが並んでいます。オバマ大統領が行ったSNSの意見集約型ネット選挙戦略を意識してか、民意反映用&合法的ネット選挙運動という感じです。

 が、しかし…

まあ民主党の方でも想定はしていたかと思うのですがオープン早々 「東京ライフ」に一向にアクセスできず、挙句に先日訪問してみれば、現在メンテナンス中とのこと。何があったかは想像はつきますが、正確な真偽は不明。東京ライフ 編集部 曰く 『電子フォーラムへのアクセスが集中し、つながり難い状況が続いたため、電子フォーラムをいったん停止し、メンテナンス等を実施』だそうですが、好意的なアクセスの集中であれば是が非でも再オープンを行いたいでしょうが、結局、未だに未復旧。ネットでの選挙アピールとしては面白い目論みだけに、またネットでの選挙運動に対する風穴のひとつと考えれば悪くない選択肢かと思いますが、いやはや残念。ただメールでのご意見募集は現在も継続しているようですので興味のある方は是非アクセスしてみて下さい(いまは繋がります)。
※ちなみにこのサイトではじめて『民主党大学』なるものがあることを知りました。


もうひとつは東京青年会議所(東京JC)が都議選立候補者の「政見放送」を動画配信するというもの。これまで東京に限らず地方でもよくJCの皆さんは候補者の公開討論会を催し、投票に一役買っていましたが、今回はなんと、可能ならば全立候補者の「政見放送」を動画配信したいとのこと。選挙期間中もネット上で候補者の政策聞けるそうなので、是非都民の方はご覧頂いて、有効に一票を使って、明るい都政の一助として下さい。 こういったネットでの選挙に対する新たなアプローチを見ると、いや選挙の姿も変わりつつあるな、というか政治の姿も変わりつつあるなと心底思います。

「ザ・選挙」 e都政


都議選立候補者の「政見放送」を動画配信   希望する候補は是非やって欲しいです。

党幹部ら続々“市街戦” 告示前 最後の日曜日   いやはや皆さん、お忙しい…

民主党都連SNS「炎上」 閉鎖して「仕切り直し」   想像はつきますが…いずれにせよ残念。

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by imao001 | 2009-06-29 21:58 | 政治

政局で…

久方ぶりにブログ更新です。

ここまで更新の時間が空いたのは単純に仕事に追われていたことと、もう一点、臓器移植法改正案についてここを訪れる方々に少しでも関心を持って欲しかったからです。まさに他人事ではないことではあるし、様々な思いもあって臓器移植法改正案 A案の衆議院を通過を希望していた私は、法案が通過したと分かった時には正直涙が出るほどうれしかったです。救えるであろう子供の命を、国際的に追い込まれるまで臓器移植に道を開かなかったこの国の脆弱さ、政治家たちのふがいなさを、これからはようやく前向きに見ていけるかなぁ、などと思っていました。

ところが、これですか。

【臓器移植法】 廃案に危機感 解散取りざたされ

※衆議院を通過した法案も参議院審議中に衆議院が解散したら廃案になる

政治家個人個人の理念や政策は政局がらみで軽く吹っ飛びます。それは分からなくもないのですが、政治家としての仕事を放り投げてこの期に及んで解散などして衆院通過の法案を吹っ飛ばしたらそれこそ国民皆『麻生政権へ絶縁宣言』ですよ。

これから数週間の参議院での審議に注視していきたいと思います。
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by imao001 | 2009-06-27 00:10 | 政治
臓器移植法改正の審議が今国会で行われています。今国会で度々話題に上っているのでご存知の方も多いと思いますが、実はこの法律、施行された後、3年ごとに見直しを行うことになっていたそうです。しかしながら今国会まで見直しが行われず、10年以上経ってようやくの改正論議。また、法案改正の審議内容ですが死生観や宗教観などが絡む問題だからか、法案が4案も提出され、一般の人がそれぞれの改正内容を知ろうと思ってもなかなかまとまった情報が集まりません。ですのでとりあえず4改正案をとりあえずまとめて、私個人としてのご意見を。

A案は、基本的に(一律にではありません)脳死は人の死であるというところに立脚し、臓器提供の年齢制限もなくして臓器移植の恩恵を得られる人の範囲を広げようという考えです。、また現行の法律のもとでは15歳未満は脳死とは関係なく、本人の意思も関係なく臓器提供はできません。そこでA案では本人が意思表示していたり家族の同意があれば15歳未満の臓器提供を可能とし、移植でしか救えない命をより多く救おうと考えています。

B案は、脳死は生前に書面で意思表示をしていれば脳死を人の死とするとしています。つまり自身の意思表示が前面に出ているので意思表示がない場合(つまりドナーカードを持ってなかったり意思を公にしていなかったりした場合)には臓器移植は行われません。現行法律の脳死の概念を基本的に変えていません。ただ現行法は民法上の遺言状作成年齢の15歳にならい臓器提供の意思も15歳から認めるとしていましたが、中学生に達すれば自己の意思決定が十分可能という考えから、臓器提供可能年齢を12歳に引き下げています。

C案は、脳死の定義をより厳密に捉え、脳死判定の際にはしかるべく脳死臨調を開くことや、臓器移植で人間の尊厳、人権が侵されないよう更なるルール作りを徹底させることを主眼においています。脳死という概念を正確に規定し、ある一定の制約を設けないと、ルール作りをしないととんでもないことになるという考えから脳死の定義が現行法よりさらに厳しくなっています。

D案は、脳死の定義は現行法同様「脳死≠人の死」という立場に立つものの、15歳未満の意思確認についてはさまざまな懸念があることから、病院内の医師による判断とし、その上で家族の意思、虐待等がなかったかなどの客観的判断も加えて15歳未満の臓器提供に道筋をつけています。A案、B案、C案が提出された上で、なおどれも選択しづらい、しかし臓器移植法の改正は必要という考えからだされた案です。

結論から言うと私個人はA案以外に良い選択肢は無いと思います。

個人的にはA案以外の選択肢は臓器移植が行われることに対して現状維持、もしくは後退と捉えています。以前も書きましたが私は「臓器提供意思表示カード」には全ての臓器に提供の意思を表し、備考の欄には“提供できる部位すべて”と書いています。皮膚や眼球など、現代医学の技術を使えば人体のたいていの箇所はリユース可能、つまり移植したら利用できるので。私は脳死を人の死と考えているので自分が脳死になったら、もしくは将来持つであろう家族の一員が脳死になったら(現実問題 悩むとは思いますが)臓器移植されることを望みます。ですのでA案以外の選択肢はない、改正という名の改悪にしかならないと考えています。これをお読みの方も個人のご意見があるかと思いますし、もちろん様々な意見があって、様々な議論がなされるべきだと思います。人の死、ということをある意味規定してしまう部分があるわけですから… ですがひとつだけ思うのは現行法がほとんど機能を果たさず、日本ではその法律のせいで治療が出来ない子どもたちがいるという事実、そしてその子供たちは致し方なく高額なお金をかけ海外に移植治療を受けに行く、しかしその行為も外国から見ると自国の貴重なドナーを奪っていると捉えられてしまう事実を考えると、速やかな法改正が必要ではないかなと思います。3年ごとに見直しする必要があるほどの大事な法律が現在まで見直しされず、法律の効果も有効にあがっていないわけですから、是非今国会で良い改正案が成立して欲しいです。

事実関係が間違っていたり、表現に間違いがある場合はコメント、又はTBにてご指摘ください。但し個人的な意見、反論は基本TBにてお願いします。コメントは削除の可能性があることをご了承の上で書き込んでいただく分には構いません。また様々な意見があることを考慮の上で、他のご意見をお持ちの他のブログにトラックバックさせていただいております。


A案~D案のより詳細な説明

日本医師会の見解

A案支持 河野太郎氏 (ブログなどでご本人の意見がわかる方を選んでいます)

B案支持 石井啓一氏

C案支持 阿部知子氏

D案支持 木原せいじ氏

移植ツーリズムとは

Wiki:臓器移植に関する法律

<臓器移植法改正案>A案成立求め決議

NHKニュース:臓器移植A案 支持を呼びかけ
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by imao001 | 2009-06-03 22:40 | 政治

映評:余命1ヶ月の花嫁

実話を元にした映画というのはある意味作り手側にとって諸刃の剣であって、どこまでの史実、事実を物語に活かすかは非常に高度なバランス感覚が求められます。映画の冒頭、『事実を基にした…』とか、『実際に起こった出来事に着想を得た…』といった説明文を皆さんは見たことがあるかとは思うのですが、見ている観客にとって実際物語のどれくらいが事実で、どれくらいが作り手側の創造かというのは知るすべはほとんどありません。よって『事実を基にした…』という事実は、実際は、その映画や物語に付加価値を与えるひとつの記号でしかなく、私はそのこと自体にあまり大きな意味は無いと思っています。一方、ドキュメンタリーではある意味その逆で、どこまで物語を事実に活かしていくか、というバランス感覚が求められます。別な言い方をすれば、事実の積み重ねから物語を見出していく、物語を作っていくことが非常に大事であるといえます。

やや言葉遊びみたいになってしまっていますが、わかっていただけてますでしょうか?

つまり、前述のような意味でいうと、この「余命1ヶ月の花嫁」は、映画の完成度としては非常に残念な結果になってしまったような気がします。どこまでが事実でどこまでが制作者の演出家かはわかりませんが、私としては総合的に事実と物語のバランスが悪かったのではないかと思います。事実にあまりにも縛られてすぎていたのではないかと。自身の意見が常に的を射ていると思っている程自惚れてもいないので、言葉遊びのような今回の記事に興味を持った方は是非「余命1ヶ月の花嫁」をご覧頂ければと思います。不必要と思えるシーンや描写が色々とあるのですが、事実ゆえ挿入されたものなのか、物語を形作るために演出として挿入されたのか見えて来ず、端的に言うと色んな部分で映画が物語として上手く描写されていない様に感じました。これはベテラン(廣木隆一監督)のお仕事というにはちょっと受け入れがたい出来でした。色々と制作現場は大変だったように思われますが… 期待していただけに残念でした…

どうやら今年はTBS製作の映画は調子がいいようです…

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by imao001 | 2009-06-02 10:28 | レビュー