映像制作/USTREAM・IP配信会社のジーマ代表が、徒然なるままに書き綴る とりとめもない出来事、映像、映画業界のお話 http://ji-ma.tv/ http://ji-ma.jp/


by imao001

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今回の記事、普段の私の記事にしては少々長いかもしれませんが是非読んでやってください。
というのも政治の話題だからです。

これまでテレビ番組の取材で首長選挙(知事や市長の選挙)や国政選挙、合わせて10以上の選挙の現場を取材してきた私にとって、もはや選挙取材は自身の仕事として切っては切れない因縁のテーマとなっています。

c0162328_18484830.jpg15年ほどこの映像制作の業界に身を置いていますが、長野県知事時代の田中康夫さんを始め、郵政選挙では小泉元首相やホリエモン、都知事選での浅野史郎さん等々、元々政治記者を目指していたわけでもないのになぜかことあるごとに選挙取材を重ねてきました。すると自然と“選挙”ということ自体に興味を持ち始めるようになり、徐々に様々な疑問が湧いてくるようになりました。そんななか選挙取材のたびごとに『これはちょっとおかしいんでないかい?』なんて思う物事がありました。

そしてそのひとつが『なぜこんなに公職選挙法は変なのか?』ということ。

「あれはやっちゃダメ」「これはやっちゃダメ」「それは選管(選挙管理委員会)に聞いて」「ここまでだったらやっていい」etc… 意味が分からないのではなく、なぜそういう行動を起こしてはいけないのか、理由はどこにあるか、誰のための法律なのか、分からないことが盛りだくさんなのがこの公職選挙法なのです。私もまさにその時の市民の最大の関心事とも言える選挙を取材するわけですから、取材者としてそれなりに“選挙とは何ぞや?”“選挙とはどう行うものか?”ということを勉強して現場に挑みます。候補の事、情勢の事、地域の事… 様々要因をリサーチし、最終的には開票後の当落結果、それぞれの候補者の顔を取材し、映像として仕上げるわけです。すると当然どういった事柄や行動が市民をよくするかというのと同時に選挙もこうだったらいいなぁ、とかこうすればいいのに、ということがたくさん見えてきます。

ところが知れば知るほど公選法はなぜか市民のためになっていない。
そういったこともあって今回のこのAMNブログイベントに参加させていただいたのでした。

まずはアメリカ大統領選挙を例にとりながら“オバマ候補のネット戦略”そして“オバマ大統領のネットを使った民主主義”といった話をフライシュマンヒラード・ジャパン株式会社の田中慎一さんが展開。フライシュマンヒラードは本国アメリカではいうまでもなく、日本でも民主党のイメージ戦略を請け負っていたエリートPR会社(と私の中では認識している)。壇上に立った田中さんはオバマが選挙時行ったネット上での戦略を例に、今後日本でもネットでの選挙運動がこうだったらいいなぁと思えるような例示をいくつも提示していただきました。特にオバマ候補がネットを使ってどうやって民意を集め、そして発信して行ったかを具体的に説明したくだりは、その戦略を構築したオバマ陣営と共に、その的確な分析力にフライシュマンヒラード・ジャパンの底力を感じました。

またそのあとはシンクタンク構想日本、伊藤伸さんの公選法についての話。ネット選挙の話なども出たのですが基本は公選法の話。公選法はその“べからず”的な考え方のため色々議論されることも多く、例えば…

※選挙期間中しか選挙運動してはいけない

※個別訪問はしてはいけない

※ネットでの選挙活動はしてはいけない

などは今回も話題になっていました。これを読まれた方々は思わず“えっ”と思ってしまう点でしょう。「実際やってるジャン」などと思う方もいらっしゃるとは思うのですが、厳密には上手くかいくぐっているというか、グレーゾーンで行動しているというか… まあ公選法の解釈に任されている点が多いということでこういうことにもなりうるのですが、話を聞けば聞くほど少なくとも根本的に改正、もしくは新たに作り直したほうがいいんではないかと思ってしまいました。

そして自民党の河野太郎さん、民主党の鈴木寛さん、株式会社フォーナイン・ストラテジーズ西村豊さん、NPO法人ドットジェイピーの佐藤大吾さんらを交えてのディスカッションだったのですが、現役の議員の方々や簡単に言うと政治を良くして行こうという考えをお持ちの方々ばかりなので非常に面白かったです。結局現行の公選法の悪口になったりする点もあったのですが、“戸別訪問の禁止”や“政策ビラ、マニフェスト配布の制限”、そして“選挙期間内のメールやネットでの選挙運動”等々、緊張感ある議論になりました。

ここでも思ったのですがやはり根本的に公選法を変えていかなければドラスティックな政治の変革もないということです。そして個人的にはここがまさに市民のための公選法にならないと、良い議員が生まれない→政治がよくならない→人々が政治に関心を持たない→結果選挙に関心を持たない… という負のスパイラルになるかと思うので、ま、遅くとも9月にはまさに天下分け目の衆院選も行われるわけですからこのブログを皆さんもまずは政治に関心を持って、そして投票所へ向かう、ということになってもらえると嬉しいなぁと思います。

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内閣支持29%に回復 小沢代表「辞任を」65%

当日の様子
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by imao001 | 2009-04-29 12:14 | 政治
任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」がいよいよ動画配信サービス始めるようです。元々今年春には発表といわれてましたから何とか滑り込みで発表という感じですね。個人的には「DSi」での映像ダウンロードの方が先かなとも思ってましたが、やはり家庭のテレビと連動している「Wii」をプラットフォームとして「DSi」で持ち運ぶ、というのが任天堂としても理想みたいです。
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視聴方法はというと、プログラムを立ち上げると、3Dのお茶の間「Wiiの間」が登場し、その仮想空間にユーザー自身がアバターの「Mii」(ミー)をつくって、家族や友人のMiiと共にそのお茶の間のテレビで映像を楽しむというかたち(もちろん映像を見る時はユーザーが見ているテレビ画面いっぱいの画角になるとは思います)。任天堂としては2次元でただ映像を提供するというのではなく「Wiiの間」を介してあくまで「Wii」らしい映像の提供を考えたようです。

視聴は現在のところ無料で、ダウンロードした映像をニンテンドーDSiにも転送できるとのこと。将来的には有料コンテンツの提供も検討しているとのことなので、今のiPodやPSPのポッドキャスティングみたいな“映像の携帯”を任天堂でも取り入れるということですね。また割引用などのビデオクーポンも取得できるようにしてクーポンをDSiに転送、店舗で提示するといった使い方も行っていくとのこと。いやこれなんかはポッドキャストを中心にやっていた前会社で私が しきりに導入を進め、やってみたはいいもののなかなか上手くいかなかったケース。もちろんユーザーの絶対数が違うのだけれども、任天堂さんにはこのビジネスモデルを成功させていただいて、是非自分のアイデアが間違っていなかったと証明してもらいたいです(笑)

ま、それはさておき、個人的に面白いなぁと思ったのが「Wiiの間」に時折訪れる「コンシェルジュMii」。著名人や芸能人を再現した「コンシェルジュMii」が、流行の動画をお勧めしてくれたり、また新着動画も検索できたりするようです。視聴した動画は、評価・感想を登録したり友達におすすめできる機能もあるとのこと。いやはやさすが任天堂、APPLE同様ユーザーエクスペリエンスを大事に考えているせいか、コンシェルジュがやってきてお勧め動画を紹介してくれるなんて、普通の企業じゃ発想できない!いやはや、本当に感心してしまいます。ただ、ひとつ残念なことは投稿動画に関して詳細が明らかにされていないこと。おそらく著作権の関係、擦り合わせなどもあって初期段階では公表、導入しない方向に落ち着いたのかと思いますが、果たして動画投稿抜きでどれだけ食いつきがあるか… 自社でのコンテンツ制作にも限りがあるでしょうし、ビジネス利用への展開も視野に入れているということなので、まずは期待して見ていこうと思います。

「Wiiの間」サービス紹介

任天堂がWii上で動画配信 「Wiiの間チャンネル」

ゲーム機から情報家電に進化した「Wii」
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by imao001 | 2009-04-26 14:13 | お仕事:映像制作
なぜか一時期、見る映画見る映画ことごとくPRにこの映画の予告編がかかっていたので無意識に劇場へと足が向かった。故ダイアナ妃の祖先、デボンシャー公爵夫人の一生を描いたストーリーで、ほぼ実話。ストーリー的にもダイアナ妃のスキャンダラス的な部分がデボンシャー公爵夫人に重なるところもあり、PRとしても“スキャンダラスな貴族夫人の波乱の人生”といった売り方の方が効果があると思われたようだ。実際 予告編ではダイアナ妃のスキャンダラスな人生に重ね合わせるかのようにダイアナ妃のイメージがコラージュされ、確かにその印象もあって見に行ったような感じでもある。

内容はというと舞台は18世紀のイギリス。キーラ・ナイトレイ演じるジョージアナは、裕福な貴族のデヴォンシャー公爵に嫁ぐことになったが、結婚後の公爵はジョージアナを愛することなく、ただ後継者を生むことだけを望んだ。優雅な生活の中、ジョージアナは自身に与えられた使命のようにデヴォンシャー公爵の男子後継者が授かるよう努力する。しかし彼女は娘にしか恵まれず二人の関係は疎遠になってゆく… といった感じのストーリー。

実際そう期待してなかったのだが、予想以上に楽しめたというのが実感。昔はいつの時代であろうが外国の歴史ものは大抵肌に合わず毛嫌いしていたものだったが、どうやらそういったアレルギーも今は大して拒否反応を起こさなくなっているようだ。どうやらキーラ・ナイトレイがなかなかの熱演で、奔放かつ情熱あふれる公爵夫人を魅力豊かなキャラクターにしていたことが自分的にはすんなり受け入れられたのかも。またレイフ・ファインズ演じる冷静なデヴォンシャー公爵も彼女とは対照的な感じに仕上がっており、最終的には物語に最適なキャラクター像二人をナイトレイ、レイフ・ファインズ二人にキャスティングしたことが成功だったように思える。

あとアカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞したことからも伺えるようにその衣装は煌びやかなのだが、私も含めそこに興味がない人々にとってはどうでもいいことかも… こういう作品は史実を忠実に表現することがある一定のレベルまでは要求されると思うのだが、この映画に出てくる衣装は豪華だったり、シンプルだったりそれぞれの美術が抵抗感なく受け入れられた。ま、実際当時の様子を生で窺うことは出来ないし“歴史的な資料を基に美術、衣装を忠実に再現!”などといったところで、それが本当にどれくらい正しいかなんてわかりゃしないのだから、個人的にはその創作のさじ加減を上手く現代風に融和させればいいと思っている。そういったところからはちょっと違うのかもしれないけれど、古城や豪華な衣装を見に行くだけでも楽しめる。

この映画を見てフェミニスティックな視点で『女性の自由を勝ち取る姿に感動』とか『自由な生き方が多くの女性に勇気を与える』というような見方も出来るかと思うのですが、これは純粋にストーリーテリングと演技で魅了された方が良いと思います。

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「ある公爵夫人の生涯」オフィシャルサイト

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by imao001 | 2009-04-23 10:03
世界規模で見ると、現在のところ動画共有サイトの世界では『YouTube』の一人勝ちは否定しようがない事実です。日本からの多くのアクセスも含めそのトラフィックはとどまるところを知らず、今では一日に軽く億を越えるPV数があるとのこと。ですから国内の動画共有サイトがどんなに頑張ったとしても、日本人の極めてドメスティックな性質でも、おおよそ太刀打ちできるものではないと思います。

ですが!

しかしですよ、およそ日本国内においては充分な成果をあげてきたいい加減いろんなブラウザに対応させろ!の『Yahoo!動画』、そして動画配信の草分けで課金のチャネルも持たせ頑張ってきたテレビの真似してどーなる!の『GyaO』がなんと統合するとは…Yahoo!動画、またGyaOが統合したところでユーザーにとっては逆にメリットがないと思うのですが、皆さんはどう思われますか?面白ければオッケーでしょ『ニコニコ動画』はそのユニークなユーザビリティで孤軍奮闘し、GyaOは課金サービスで道を開こうと画策しました。そしYahoo!が真剣に映像サービスを考えた結果のサービス『Yahoo!動画』で少しは日本国内の映像配信環境に活性化があるかに思われたのですが…結局「日本国内では通信はまだまだテレビには勝てない」と通信業界自体が白旗をあげたような感じがして(もちろん今現在の時点でですが)、国内に巨大な動画環境ができたところでYouTubeの牙城は全くもって揺るがないと思いますし、結局Yahooが国内での一人勝ちを選びUSENを恫喝して統合したようにしか見えないのですが…動画共有サイトの乱立や著作権侵害の違法コンテンツ問題で厳しい状況なのは分かるのですが、この腑に落ちない感じ、なんなんでしょうかねぇ。
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by imao001 | 2009-04-15 00:01 | お仕事:映像制作
先日の福井ネタがなぜか反響があったのでもうひとつ。
私がよく拝見する福井出身の社長「福野泰介@jig.jp」さんのブログに、まさに福井を愛する者ならではの“ご当地ソング”(とでもいえばいいのか?)があったので私もペタッと張ってみました。イヤ、ほんとに福井県民だったら爆笑しつつ感慨にふけってしまう謎めいた歌です。お時間ある方は見ていってください。



ちなみに別バージョンもご用意されていて別バージョンの3分38秒あたりが私の実家付近です(笑)
実家に戻ることはあまりないし、福井で車を運転したことは一度もない自分にとって、このドライブショットは擬似的に帰郷の感じを得られて面白かった!こちらの方も是非!


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by imao001 | 2009-04-10 21:10 | 日記