映像制作/USTREAM・IP配信会社のジーマ代表が、徒然なるままに書き綴る とりとめもない出来事、映像、映画業界のお話 http://ji-ma.tv/ http://ji-ma.jp/


by imao001

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このブログをごらんの皆様、また、お仕事などでお付き合いさせていただきました皆々様、本年中は大変お世話になりました。おそらく本年最後の投稿となりそうなので感謝の言葉と共に思ったことを書き連ね今年の〆とさせていただこうと思います。

まずはこうして大して面白くもないブログに足を運んでいただけることに本当に感謝しております。最近このブログが個人的な映画鑑賞後のレビューになっていて恐縮ではありますが、今後は書評であるとか、仕事がらみでの技術的なことも書いていきたいと思います。ちなみに私は大学時代から個人的に印象に残った映画は映画評論的なものをつけてきたので、ブログを書き始めてみるとこれまで継続していた映画評論のようなものがブログ継続のために適していると考え、こうして映画評論がやや多めの展開になっているわけです。

このブログを始めて、意外に人に見られる・読まれるという前提で文章を書くのは難しいということも充分知りましたし、忙しさにかまけてついついブログ更新を怠ろうとする自分の怠惰な姿勢にもイヤというほど気づきました。定期的に事を継続する余裕も気力もあまりない自分ですので、月に1本程度書いてればいいだろうと思ってましたが、僅かながらでも毎日読んでくれる読者がいるということで、極力更新を心がけました(といいながらそれでも『ほぼ週刊イマオ新聞』状態でしたが…)。来年もしっかりと、楽しいブログが書いていけるよう頑張りますので、もしこのブログのことを思い出しましたらトラバでも、コメントでも、直接でも、何でもかまいませんので是非感想の言葉がいただけるとうれしいです。

それでは、良いお年を…
祝新的一年、発大財


株式会社ジーマ

代表取締役 香川今生
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by imao001 | 2008-12-29 16:16 | 日記

映評:PARIS

今回は三連続になってしまいましたが映画の感想。映画は「PARIS」
関東では渋谷のBunkamura ル・シネマで現在上映中です。

ストーリーは心臓病を患う元ダンサー、ピエールと、その姉でソーシャルワーカーとして働きながら3人の子供を育てているエリーズ、年甲斐もなく学生に恋をする大学講師、その弟の建築家、ピエールの向かいに住む美人の女学生、市場で働く元夫婦のジャンとカロリーヌ、そして彼らを取り巻く市場の人たち等々、様々な職業、地位、状況の人のパリでの生活を描いている。とりとめのない日々の生活がテンポよい群像劇として映し出されていて見ていて心地よい一本です。

“とりとめもない生活”と書いてしまいましたが、人から見ればつまらない生活に見えても当人にとっては一瞬一瞬を生きている大切な時間… そんな当たり前のことなのだけれど自分も含めおそらく多くの方々がついつい惰性で、無為に生きていることが多いんじゃないかなぁと思います。それだけにこの映画には考えさせられることも多く、個人的な経験も投影されて深く感動しました。特に心臓病を患う元ダンサーが映画の中での役割としては中心的なのですが、彼は“生きる”ということに対し日々を静かに過ごすことを選択します。確かに病気の治療方法が心臓移植の提供者を待つしかないとはいえ、人間ついついあがいてしまうだろうから、彼のような状況でありながら、いま生きていることに感謝するというか、味わいながら今という時間を生きていることに言いようのない感情を持ってしまう。応援だったり、共感だったり、時に反発だったり…

監督のセドリック・クラピッシュ監督については実はかつては大して興味がない監督だったのですが「猫が行方不明」あたりから親友が激賞するのでよく見に行っていたなぁ。ただフランソワ・オゾン監督同様なぜか好きになるきっかけの作品がないまま見ていた感じがあります。決して映画の技巧的にも作家性でもさりとて気になるところはないのに特別好きになることはなかったのですが、おそらくこの作品で、これ以降彼の映画が公開されれば必ず見るであろう大好きな監督の一人になりました。

また、この映画の中で特筆すべきはソーシャルワーカーのエリーズを演じるジュリエット・ビノシュ。3人の子持ち、という設定の時点で私の世代の人はおそらく年月の過ぎ行く速さを感じるのではないでしょうか。だって「ポンヌフ」とか「トリコロール」ではすばらしい輝きを放っていた女優さんです。そんな美女がこの映画では“子持ち”で“シングルマザー”そして“ソーシャルワーカー”という完全なる“おばさん設定”だから妙に「時代はすぎていくんだな…」とさびしく考えさせられますよ、ホントに。映画ではもう若くないと塞ぎがちの姉にピエールがかける言葉「生きているんだ。人生を謳歌しなければ…」。変わっていくビノシュの表情同様に自分のなかでも人生を精一杯生きようという決意みたいなものがあふれてくるのを感じました。これぞ映画の楽しみです。

ちなみにこれポスターとかチラシとかアートディレクションが個人的にとても好きです。
最近いけてるコンセプトをした映画のアートディレクションがなかったのでこれにも非常に満足です。

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映画「PARIS」オフィシャルページ

PARIS (パリ)
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by imao001 | 2008-12-28 14:55 | レビュー
私の大好きな中国映画に「心の香り」(監督:孫周 スン・チョウ)という映画があります。ある少年が両親の不和が理由で元京劇俳優のおじいちゃんのところに預けられ、最初は上手く行かない二人の関係も様々な出来事によって良好に進み、最終的には少年の京劇俳優としての才能が発見されるというストーリー。大学時代、京劇にはまっていた私は担当教授の誘いでよく京劇や越劇など見に行ってましたが、その華やかな舞台に「もし自分に巧みな身体能力があったら京劇の俳優を目指しただろう」などと勝手に空想していました。ところが、先ごろそんな私の思いと同じような状況を描いた映画があることを知りました。それが「北京の恋」です。

物語は京劇を学ぶために中国にやってきた日本の女性と京劇俳優の恋、また日中戦争に翻弄された三代に渡る家族の悲劇等々、ストーリーと背景に京劇の名作を上手く絡めた映画です。公開は既に終了してしまいDVDででも早く見ようと思っているのですが、なかなかレンタル屋に足を運ぶことすらままならない最近、正月休みにでも時間を作って見てみましょう。ここで主演している女優さんが「OLにっぽん」や「NHK中国語会話」でもお馴染みの前田知恵さん。彼女は北京電影学院の演劇科を外国人で初めて卒業している人だそうで、中国語も演技も太鼓判が押されているも同然、映画も楽しみです。「OLにっぽん」でも最後の最後で巧みな中国語を発揮してましたし将来が楽しみの女優さんです。彼女はこういったテレビや映画などで日本と中国の架け橋になれるような女優になりたいと何かのインタビューでおっしゃってましたが、私も同感です。私はいまだに自分で本編映画の監督をするという夢をあきらめてませんが、実現できたその時には是非、日・中・台(出来れば韓も含めて)で映画を撮りたいと考えています。やや道のりは長そうですが希望を捨てることなく彼女のような着実に成果をあげている人を目指して頑張りたいと思います。

ちなみに「心の香り」にはNHKの大地の子にも出演していた中国の名優 朱旭 (チュウ・シュイ)がおじいちゃん役で出ています。中国映画ファンなら彼の演技を見るだけでも非常に価値ある一本です。

こちらは「心の香り」です。子役も立派な芝居してます。
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こちらは「北京の恋」です。
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前田知恵さんインタビュー(動画つき)

前田知恵さんロングインタビュー
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by imao001 | 2008-12-21 20:29 | レビュー

「海角七号」見たい…

最近気になっている台湾映画を一本ご紹介。
タイトルは「海角七号」。一人のミュージシャンの話で、魏徳聖(サミュエル・ウェイ)監督、主演に日本人のメイクのトニータナカさんの長女 田中千絵さんが出演されています。

ミュージシャンの夢破れ、故郷に戻って郵便配達の仕事をしている主人公“阿嘉”がとある事情のためバンドを結成。しかしコンサートまでの猶予は3日しかなく何とか形にしようと奮闘。一方でこのコンサートを取りまとめようと田中千絵さん演ずる“友子”も協力し始めるのですがなかなかうまくいかない。そんな折りバンドメンバーの一人が骨折、友子もストレスを抱えて阿嘉との関係がギクシャクし始める…

とさわりだけ(実際自分も見ていないので話をざっとしか把握してません)ご紹介しましたが、結構大事なキャストをこの田中千絵さんが演じているわけです。いや、いいですねぇ、海外で頑張っている日本の演員がこうして海外で評価されるってことは…早くこの映画が日本でも公開される事を期待しています。台湾での興収、評判もいいわけですし、ラブストーリー、「藍色大門」の配給会社や堀越さんあたりで買ってくれないかな~。私が台湾にいたときは台湾の景気もボロボロ、もちろん台湾映画の興行なんかも総じて厳しい状況でした。確かに公開する映画も結構悲惨だった。監督やプロデューサーの誰に聞いても“台湾映画はまさに斜陽”“台湾映画に未来はない”というようなことを話していました。でも10年以上経ってこういった元気な映画が台湾にも出てきたことを知るとやっぱりちょっと嬉しくなってしまいます。もっともっと日本の俳優さんが海外で頑張って、もっともっと海外の俳優さん、会社さんが日本と合作してアジア映画を活性化させてほしいですねぇ。

ちなみに次回は最近気になっている中国映画をご紹介します。

Excite エキサイト : 芸能ニュース

主演の田中千絵さんのブログ

「海角七号」オフィシャルページ


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by imao001 | 2008-12-17 23:47 | 日記
ここ数か月、個人的にも毎週楽しみにしていた連続ドラマがあります。そのドラマとは日本テレビ系で明日夜10時に最終回を迎える「OLにっぽん」。ストーリーや出演者などはこちらの本家Webページをごらんいただくとして、ここでご紹介したいのはその番組でもキーパーソンだった中国人研修生 張琳(チャン・リン)役のタン・ジャースーさんです。

個人的な話になりますが、私の父は中国から日本へ研修生を招聘し企業へ送り出している仕事をしています。ドラマの役柄で言うと阿部サダヲさん扮する小旗健太のような仕事をしているわけです。また私自身、台湾で語学を習得し中国語を話せるということもあり(10年以上も前のことなのでやや覚束無いところもありますが…)かつては父の仕事がらみで研修生の通訳をしたり生活の世話をするため参考意見を求められたようなこともありました。そんなこんなで中国、台湾映画や国内のドラマにしても中国がらみのものはたいていこまめにチェックしていますが、この「OLにっぽん」は企画の話を聞いてかなり野心的だなぁ、と思った記憶があります。というのもドラマで国際色を出すような脚本はキャスティングの問題以上に通訳やビザ、進行上も色々大変だと予想されるので…また、脚本も原作ありきの風潮の中、オリジナルの書下ろしということでまさに会社の残業を無視してでも“見る価値アリ!”とふれ回っていました。ドラマを支える巧みな脚本、演出はもとより、私が感心したのはタン・ジャースーさんの演技。私は仕事柄、ドラマやバラエティなどのロケ場所に立ち会うとかなりしつこく見入ってしまうギャラリーですが、このドラマの撮影現場に遭遇したことがありそこでも非常に稀有な純粋さのタン・ジャースーさんに出会うことができました。もちろんドラマの演技もブラウン管を通してでも、非常に純粋で繊細な演技をする女優さんと見受けられます。日本での生活はもちろん初めて、その上連続ドラマのようなペースで演技をすることも初めてと聞いていますが、今後も日本や、中国など広い舞台で活躍されることを期待します。明日は早くも最終回ですがご覧いただけると私の言っていることも伝わるかと思います。

かつて(いまも継続中かもしれませんが…)サントリーのウーロン茶のCMで、このような純粋な中国女性を表現されていましたが、この「OLにっぽん」内での彼女の雰囲気もまさにそんな素朴な感じ。心底、これからが期待できる女優さんだと思いますので是非最終回だけでも、またDVDで発売された時にも是非見て欲しいですね。


オフィシャルウェブページ

会見時の記事

TV LIFEのあらすじ・ストーリー記事
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by imao001 | 2008-12-09 10:29 | 日記
私の人生のなかで12月1日という日は今日まで “映画の日” でした。

しかしながら今日、仕事の合間に渋谷を買い物等で出歩いてみると結構大きいキャンペーン(スケール、見た目のお金の掛かり具合という意味で…)がJRのハチ公前の広場で行われており、よくよく見てみるとそれは “世界エイズデー” のキャンペーンでした。これまでエイズという病気にたとえ関心を寄せたとしても、最終的には自分にとって他人事、という感覚があったような気がします。しかしながらこういったことでエイズの正しい知識や、実態、また恐ろしさなどを知り、人々が少しでも予防や理解、行動などに移せるのであればこういったキャンペーンも大事だなぁ~、としみじみ思いました。

ちなみにブログをお読みの皆さん『エイズ孤児』という言葉を知ってますか?私は今日、この言葉を知ってからエイズ予防、そしてエイズへの偏見というものに真剣に考える様になりました。『エイズ孤児』とはエイズによって親を失った子どもたちのことを指します。その数は世界でおよそ1500万人にもなると言われ、現在、14秒に一人の割合で子どもがエイズによって親を亡くしているそうです。とあるNGOはこのエイズ予防に関して必死で戦っており、自分も何かができたら、と今日のブログを更新しました。もし関心があったらこのNGOの活動、そして12月1日 “世界エイズデー” という日を考えてみてください。

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by imao001 | 2008-12-01 22:03 | 日記