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by imao001

追悼 市川準

映画好きの私ですが、これまで好きな監督、尊敬する監督は?と訊かれると、決まって3人の監督の名を挙げていました。

一人がギリシャのテオ・アンゲロプロス。
一人が台湾のエドワード・ヤン。
そしてもう一人が日本の市川準監督です。

その敬愛する市川監督が今日、お亡くなりになりました。
享年59、、新作の編集作業の真っ最中だったということです。

市川監督はいつも物語の中に映像詩をうまく溶け込ませ、その詩情を、物語の情感をたくみに表現していた監督でした。1シーン1シーンの感情の深み、重厚さが心地よく、作品によっては自身が涙を流していることや、息をするのも忘れるほど(私にとってはこれも大げさな表現ではありません)その映画に陶酔したこともあります。初期の『BU・SU』から『あしたの私のつくり方』まで、ほぼ全ての作品を映画館で見てきて、次回作をいつも心待ちにしていた監督でした。失礼にも自分もドキュメンタリーを作るときに市川監督のその鮮やかなインサートの手法を真似させていただいたこともあります。

私は往生際が悪く、今でも、監督 香川今生の“映画を撮る”という夢を忘れていません。おそらく死ぬまでは忘れることはないでしょうし、必ずや実行すると思います。そんな私がテレビの世界に入って4年程たち、業界の仕事にも慣れてきたあるとき「このままではマズイ!このままでは映画が撮れない!」そう思い立って映画関連の人々にアポイントを取り、映画業界に入り、監督への道筋をつけようとしていた時期があります。その時、私は無謀にも市川準監督の事務所に連絡を取り、その熱意を一方的に語ったことがあります。市川監督はいつも自身の好みのスタッフ編成をするので、未経験の私などは当然受け入れられるはずもなかったのですが、丁寧に話を聞いてくださり、断りの理由を丁寧に説明されたことが思い出されます。

最近は自分自身も「年をとったなぁ」と感じることも多いですが、私の大好きな映画を作っている、本当に大好きな監督が次々お亡くなりになる現実にやはり寂しさを感じずに入られません。

謹んでお悔やみ申し上げます。



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by imao001 | 2008-09-19 23:46 | 日記