何の気なしに見に行く映画ほど意外な発見があったりして楽しめることがあります。スーパーモデル ワリス・ディリーの成功までの日々を描いたこの映画「デザート・フラワー」も、いわゆるサクセスストーリー的な映画と思って見に行ったのですが、意外や意外、ちょっと一筋縄ではいかない映画でした。
物語はワリス・ディリーがロンドンで浮浪者同然の生活を送っているところから始まります。ソマリア出身の彼女がなぜロンドンにいるかは映画をご覧いただくとして、その後 ワリスは浮浪者のような生活から、ファッションカメラマンに見出され、一転、モデルの世界で栄光をつかむことになります。
映画の始まりの舞台がこの大都会ロンドン、というところがなかなか洒落ていて、もしこの映画の始まりがワリス・デイリーの生まれ故郷ソマリアなどで映画が始まっていたら、きっとここまで鮮やかに彼女の人生を描けていたとは思いません。これはもう構成の勝利で、今の構成以外の展開だったならば印象ももっと違ったものになって、これほど劇的にも、面白くもならなかったでしょう。そういう意味ではなかなかの脚本(もしくは編集)でした。また実際のワリスがそうなのかはわかりませんが(劇映画では自伝的な映画でもよく歴史を誇張して表現されますから…)、ワリスはとにかく幼少のころから強運を持ちあわせていて、数奇な運命でロンドンにたどり着き、ひょんなことからモデル界に足を踏み入れ、そして「VOGUE」など一流ファッション誌の表紙を飾るまでの世界的ファッションモデルとなります。この導かれ方はおそらくスターダムにのし上がった人々は多かれ少なかれ持っているものだと思いますが、彼女は本当によい運命に導かれてきたのだなと、物語の端々で思わせられます。しかし、映画が進むにつれその華やかなポジションとはうらはらの、彼女には衝撃の過去が秘められていたことを知らされます。衝撃の過去ってなに?って思われる方もいるでしょうがこれもやはり劇場で楽しんでいただければと思います。私自身も全くこのことを知らずに見に行きましたが、そのおかげでこの映画を堪能できたと思っていますんで。
実在の人物のサクセスストーリーはとかく美化されがちなので話し半分程度に見たほうがよいとは思いますが、この映画はそういった点以外の面でも新たな気付きを得ることができるので、もし何か魅かれる部分があったなら見に行くことをお勧めします。
「デザート・フラワー」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
映評:「デザート・フラワー」
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
タイトル : *デザート・フラワー*
アフリカ・ソマリアの貧しい家庭で生まれ育ったワリス・ディリー(リヤ・ケベデ)は、13歳のとき、父親にお金と引き換えに結婚をさせられそうになったことをきっかけに、家族のもとを離れる決意をする。広大な砂漠を命からがらたった一人で抜け出し、やがてロンドンへたどり着いたワリスは、故郷とは真逆の刺激に満ちた大都会で孤独な路上生活を送っていた。そんなある日、一流ファッションカメラマンにスカウトされたことで彼女はショーモデルへと劇的な転身を遂げる。 gooより アフリカ・ソマリ......more
アフリカ・ソマリアの貧しい家庭で生まれ育ったワリス・ディリー(リヤ・ケベデ)は、13歳のとき、父親にお金と引き換えに結婚をさせられそうになったことをきっかけに、家族のもとを離れる決意をする。広大な砂漠を命からがらたった一人で抜け出し、やがてロンドンへたどり着いたワリスは、故郷とは真逆の刺激に満ちた大都会で孤独な路上生活を送っていた。そんなある日、一流ファッションカメラマンにスカウトされたことで彼女はショーモデルへと劇的な転身を遂げる。 gooより アフリカ・ソマリ......more
今を生きる社長さん、トラックバックありがとうございます。
本当に意外な使命を持った映画でしたね。10年以上前ベストセラーになったというワリス・ディリーの半生記を読んでみたくなりました。
本当に意外な使命を持った映画でしたね。10年以上前ベストセラーになったというワリス・ディリーの半生記を読んでみたくなりました。
今を生きる社長さま
トラックバックありがとうございましたm(__)m
確かに私も何も知らずに観に行った分だけ、衝撃が大きかったです。
いろんなことを考えさせられるけど、心から観て良かったと思える映画でした。
トラックバックありがとうございましたm(__)m
確かに私も何も知らずに観に行った分だけ、衝撃が大きかったです。
いろんなことを考えさせられるけど、心から観て良かったと思える映画でした。

