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by imao001

映評:BALLAD 名もなき恋のうた

あまりに政治ネタが続いたので本来の目的でもあった映画評論の方も記録を残しておきます。映画を見ていなかった訳ではなく、映評をブログに書き残そう、と思わせる映画がなかったことが第一の要因かと思います。まぁ、それ以上に政局に関心がいっていたこともあるのですが…

さて今回ご紹介する映画は「BALLAD 名もなき恋のうた」です。実はこの映画、原作がありまして、その原作というのが多くの方が『え?』と思ってしまう映画なのです。それは… アニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」なんです。この「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ~」は公開当初からその内容が評価され話題を呼んでいましたが、一方で話が子供が喜ぶようなハッピーエンドではないため賛否両論ありました。しかし大人には結構な評価があり、今回このようにスピンアウト、というか実写リメイクとなったそうです。ちなみに余談ですがアニメ版ではリンクにもある小林愛さんが廉姫の声をやってました。(それにしてもアニメ映画のほうは声優さん、ホント錚々たるメンバーです)

物語はいわゆるタイムスリップ物で少年がふとしたことから戦国時代へとタイムスリップしてしまい、その時代の人々を救う、というたった数行で解説出来てしまう映画です。じゃあなぜ映評まで書くんだ、などといわれると困ってしまうのですが、物語の進行、おどろかせどころや泣かせどころはなかなかに巧みに展開されていくのです。監督の山崎さんはCG畑から実写もの、物語ものに入ってきたこともあってCGを効果的に使って演出します。「ALWAYS」や「K-20 怪人二十面相・伝(監督ではありませんが)」など物語とVFXとの見事なまでの融合はなかなかです。今回もエンドロールに『監督・脚本・VFX 山崎貴(だったと思います)』と出ているので、そのVFXを物語に組み込む手腕はご本人も自信を持っていらっしゃるのだろうと思いますし、確かに客観的に見ても非常に巧みです。草なぎさん、新垣さんだけでなく周囲のキャスト陣もそつがない芝居をされていて(褒め言葉です)、しっくり感情移入できるエンターテインメントあふれる映画でした。ただ、残念なことはオープニングの勢いのよさがクライマックス手前の戦闘シーンでは一切発揮されていない、ということ。おそらくは長回しが好きで、CGを盛り込むには制作的にもやりやすいんだと思いますが、ちょっといただけない… さすがに戦闘シーンはもう少し考えて欲しかったという感じです。カット増やすとか、マルチカメラにするとか、しんどいのは想像できるのですが戦闘シーンにも細やかにCG使うとか、美術予算増やすとか… いや、物語はいいんですよ、ほんとに。物語が(荒いですが)こなれているだけにその落差が… といった感じです。でもそういう細かい指摘を大目に見ても満足できる映画ですのでお時間のある方は是非!

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by imao001 | 2009-09-19 18:01 | レビュー