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by imao001

映評:おくりびと

遅ればせながら滝田洋二郎監督、本木雅弘主演の「おくりびと」を見た。評判は聞いており、様々な賞を受賞したのも知っており、日本アカデミー賞を総なめにしたのも知ってはいたけれど、今ひとつ乗り気ではなかった。おそらくは滝田監督作品に対するイメージがあまり良くなかったからだろうと思う。しかし米国アカデミー賞の外国語映画賞を受賞したと聞けば、ようやくその重い腰も上げざるを得ないだろう、何とか時間を作り劇場へと向かった。

アカデミー効果での混雑があるだろうと思い、全席ネット予約ができる新宿ピカデリー(ここは前回足を運んで心地よかった!)を検索してみると土曜は全回売り切れ(午前11時過ぎにも関わらず)、そこで時間も限られていたのでここならば大丈夫だろうと池袋のシネ・リーブル池袋へと向かった。この劇場、駅から濡れずに行くことが可能な、比較的便利な劇場にもかかわらず、そのPRの下手さから以外に空いている劇場なのだ。電話をかけてみると案の定半分ほど空席があるとのことなので、移動の時間を考えても座れるだろうと考え劇場へ向かった。到着後すぐにチケットを購入し、いざアカデミー賞受賞作「おくりびと」鑑賞!

さて感想はというと確かに完成度が高く、アカデミー賞外国語映画賞もうなづける映画だった。いつもはあらすじ等をざっくりと紹介したりするのだが、今回は“全ての人にお勧めできる”という理由であえてあらすじなど説明しません。とりあえず見てみてください。この映画は脚本が異様に狙いすぎているきらいがあるのですが、映画表現、ストーリー運びにその厭味さがあまり出てこない。脚本家の方や、脚本を勉強しているような人だと、いろんな部分でやや戦略的過ぎると思えゲンナリしてしまうのだろうけれど、純粋に物語を追っていれば深い感動と爽快感を味わえる。死と二人三脚しているような職業の映画であるにもかかわらず軽やかなユーモア感を持ち、また一方で死を題材にしているからこその重い、鑑賞後の印象がこの映画を良質たらしめている。

現在25週目に突入ということですが、まだの方は是非見てみてください。

映画「おくりびと」

Excite エキサイト : 『色んな「おくりびと」効果があるようです』

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by imao001 | 2009-03-02 02:30 | レビュー